小説本文

【オリジナル】ポイントルーラー

ポイントルーラー24

「ふむ、なるほど。街はそんなに大変な事になっていたんですね……」  俺と雫は雅さんから話を聞いていたんだが、どうやら思っていた以上にヤバいことになっているようだった。 「知っての通り、あの化け物たちが出現している地域ではなぜか通信が全く...
【ワールドトリガー】玉狛支部には強化人間がいるらしい。

玉狛支部には強化人間がいるらしい。13

 とある日の休日のこと。  朧は待ち合わせの為に街中でひとりボーっと佇んでいた。  白のパーカーにジーンズという無難な服装で、何をするでもなく人通りの多い場所に突っ立ている。  ただ立っているだけとはいえ、朧は白髪な上に特徴的な瞳をし...
【オーバーロード】鬼神と死の支配者

鬼神と死の支配者119

 オロチは今、イビルアイの仲間である二人の冒険者の遺体を運んでいた。  一人は小柄で身軽そうな装備を身につけていて、もう一人の方は巨漢な男くらいにがっしりした体格とそれに見合う厳つい装備をしている。  二人とも『青の薔薇』のメンバーで、...
【オーバーロード】鬼神と死の支配者

鬼神と死の支配者118

「俺に相応しい役ってこれかよ……」  月明かりに照らされ、構えている刀の刃がキラリと光った。  妖しい光を放つその刃の切っ先が向けられている先には、仮面を付けた見るからに怪しいスーツ姿の男がいる。  仮面の男が放っているオーラはまさし...
【オリジナル】ポイントルーラー

ポイントルーラー23

 窓から外の様子をそっと伺う俺たち。  すると、50メートルくらい離れた距離に女が走っているのが見えた。  もちろん優雅にジョギングしているようには全く見えず、身体のあちこちに怪我を負って命からがら逃げているといった様子だ。 「生存者...
【オーバーロード】鬼神と死の支配者

鬼神と死の支配者117

 思わぬ展開にすっかり満足してしまい、一度ナザリックに帰ってしまったオロチだったが、その後にハッと思い出してセバスやソリュシャンの元へ舞い戻った。  その際にセバスにはツアレという少女との関係を遠回しに聞き、ソリュシャンには彼女の忠誠心を...
【NARUTO】大筒木一族の最後の末裔

大筒木一族の最後の末裔15

 木ノ葉の里にある商店街のような場所で買い出しを終え、二人は紅の住むアパートに到着した。  前世で暮らしていた時のアパートとどこか同じ雰囲気があり、カムイは思わず立ち止まってしまうほどの妙な懐かしさを感じてしまう。 (カムイとして生きる...
【ワールドトリガー】玉狛支部には強化人間がいるらしい。

玉狛支部には強化人間がいるらしい。12

「……俺が中学に入学する?」  朧の戸惑いを孕んだ声がリビングに響いた。  本部で戦闘訓練をした翌日、朧が朝食を食べていると珍しく朝の時間に居合わせていた林藤に、突然自分が中学に入学することを告げられたのだ。  あまりに突拍子もないカ...
【オーバーロード】鬼神と死の支配者

鬼神と死の支配者116

 今までセバスはプレアデスのひとりであるソリュシャンと共に、魔法や武技を持つ犯罪者の捕獲や情報収集という役目をアインズから受けていた。  二人はアインズから受けたその命を忠実に遂行しており、多くの犯罪者たちの捕獲に成功している。  ただ...
【オリジナル】ポイントルーラー

ポイントルーラー22

「はむはむ……うまうま」 「……昨日も思っていたけど、お前ってすげぇ幸せそうに食うよな」  見ている俺まで幸せな気持ちになりそうなくらい、雫が美味しそうに特上のうな重を頬張っている。  元々、雫の容姿はアイドル以上に可愛らしい顔立ちを...
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