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【オーバーロード】鬼神と死の支配者

第三章【バハルス帝国編】鬼神と死の支配者91

 バハルス帝国では、他国と比べてワーカーと呼ばれる者たちの活動が盛んに行われている。  彼らは冒険者組合では受けられない仕事……例えば殺人などの犯罪行為であっても報酬次第では請け負うため、危険は多いがそのぶん実利も多いのだ。  なので問...
【オーバーロード】鬼神と死の支配者

鬼神と死の支配者90

 まだ朝日が昇っておらず、街が暗闇に染まっている時間帯。  竜王国に活気が戻ったと言っても、流石にこうも夜が深まれば皆が眠りにつき、街は静寂に包まれている。  そんな中、ひとつの影が人間離れした身体能力を駆使し、宿の窓から室内へ侵入しよ...
【オリジナル】ポイントルーラー

ポイントルーラー8

 俺や夫妻の部屋があるこの9階には、他にあと4つ部屋がある。  あまり付き合いが無いので詳しくは知らないが、このマンションに住んでいる時点で貧乏ということはないだろう。  できれば現金、そして貴金属や宝石類がたんまりとあることを願ってお...
【オーバーロード】鬼神と死の支配者

鬼神と死の支配者89

 朧げに光る月明かりと頼りないランタンの灯りだけを頼りに、数人の男女が暗闇に包まれた森を進んでいる。  その身のこなしや身につけている装備から全員がかなりの実力者だと一目で分かるのだが、彼らの表情は皆一様に暗いものだった。  少なくとも...
【オーバーロード】鬼神と死の支配者

鬼神と死の支配者88

 オロチの身体が胴体のところで真っ二つに切り裂かれた。  もちろん切り裂いたのは対戦相手であるセラブレイトだ。  観客席のあちこちから悲鳴が上がり、オロチの実力を知る者たちは呆然とそのシーン見守ることしかできない。 「…………?」 ...
【オーバーロード】鬼神と死の支配者

鬼神と死の支配者87

 見渡す限りの人の群れ。  パッと見る限り会場に空席などはひとつも無く、通路にまで観客がギッシリと敷き詰められていた。  つい数日前まで活気が無かった街とは思えないほどの盛り上がりである。  実際にこの場に立ってみると、観客席から見る...
【ハリー・ポッター】ブラック家の復讐者

ブラック家の復讐者13

 オリオンが三人を匿うために姿現しで飛んだ先は、ホグワーツにある彼の自室だった。  親しい間柄であるハーマイオニーはともかく、できれば自分の部屋にはたとえ子供であってもよく知らない相手を入れたくはなかったが、咄嗟に思いつく場所がここしかな...
【オーバーロード】鬼神と死の支配者

鬼神と死の支配者86

『月華の英雄』オロチ、そして『クリスタル・ティア』のセラブレイト。  両者が行うことになった決闘はいつの間にか街を挙げての一大イベントと化していた。  決闘の開始まであと数時間はあるのだが、闘技場には早くも多くの国民と冒険者が押し掛け、...
【オリジナル】ポイントルーラー

ポイントルーラー7

「マジか……まさかこんなに大量のポイントを獲得できるとは思わなかったな」  俺はステータス画面に表示されている『15848』という数字を見て、そんなことを呟いた。  このポイントの出所を考えればかなり不謹慎ではあるが、これがあればずいぶ...
【オーバーロード】鬼神と死の支配者

鬼神と死の支配者85

 セラブレイトとの決闘が決まった翌日、決闘を明日に控えたオロチは数日ぶりにエ・ランテルの街に足を運んでいた。 「やっぱり2、3日くらいじゃ何も変わらないか。まぁ、多少は懐かしい感じもするが」  エ・ランテルの街を発ち、竜王国へ向かった後...
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