【ワンピース】藤色の若き虎

藤色の若き虎25

 感じる気配は複数。  それも数人という訳ではなく、十人を軽く超えるような数の気配がこの部屋のすぐそこまでやって来ていた。  毒ガスが充満しつつあるこの場所にやって来るというのは非常にまずい。  その気配の正体が“巨人のような体格をし...
【ダイヤのA】ダイジョーブじゃない手術を受けた俺

ダイジョーブじゃない手術を受けた俺114

 青道がリードしてからも俺と真中さんの投げ合いは続いていた。  ホームランや連続ヒットを打たれ調子を崩すと思われた真中さんだったが、そこから驚異の回復力を見せて持ち直したのだ。  時折コントロールが甘くはなるものの、腕をしっかり振ってい...
【NARUTO】大筒木一族の最後の末裔

大筒木一族の最後の末裔52

 気配を消して木の上でうたた寝……もとい観察していた俺は、蜘蛛共が巣を作っていた場所からの戦闘音を聞いて飛び起きた。 「おやおや? ようやく誰かが蜘蛛に仕掛けたと思ったら、あいつら俺に話し掛けてきた連中じゃないか?」  白眼で現場を確認...
【ダイヤのA】ダイジョーブじゃない手術を受けた俺

ダイジョーブじゃない手術を受けた俺113

 クリス先輩が打った!  待望の先制点。  打った瞬間にホームランだと分かる当たりで、しかもバックスクリーンに直撃する特大ホームランである。  停滞していた試合の流れを一気にぶち壊すような衝撃の一撃だった。 「クリス先輩ナイスバッテ...
【ワンピース】藤色の若き虎

藤色の若き虎24

 迫り来る紫色のガス。  ツバキは未来予知に近い見聞色の覇気を使えるので、本来こういった不意打ちなどはほとんど意味を成さない。  だが、怒りに支配されかけていた為に見聞色が発動しておらず、更に一瞬だけとはいえ警戒を緩めてしまったことも不...
【ダイヤのA】ダイジョーブじゃない手術を受けた俺

ダイジョーブじゃない手術を受けた俺112

「真中、まだいけそうか?」  心配そうに聞いてくるチームメイトに、市大三高のエースである真中 要はコクンと頷いた。  実際には大丈夫だと言えるようなコンディションではなかったが、いま弱音を吐けばそのまま力尽きてしまいそうで無理やり笑みを...
【NARUTO】大筒木一族の最後の末裔

大筒木一族の最後の末裔51

 人間など簡単に丸呑みしてしまいそうな巨躯。  赤い八つの瞳は生理的な恐怖を掻き立てられ、六本の足はそれぞれ死神の鎌のように鋭く、その姿は大の大人が見ても泣き叫んでしまうほどに恐ろしい姿をしている。 「……どうやらあいつを倒さないと目的...
【ダイヤのA】ダイジョーブじゃない手術を受けた俺

ダイジョーブじゃない手術を受けた俺111

 青道の攻撃が終わって市大三高の攻撃がまた始まる。  先ほど監督がクリス先輩を呼んで少し話していたのが気になったが、先輩はまだベンチに引っ込まずにそのまま試合に出場するようだ。  残念ながらまだ無得点だし、先輩が抜けると得点力が下がって...
【ワンピース】藤色の若き虎

藤色の若き虎23

 藤色の着物の上から海軍のコートを羽織っている男──ツバキは獲物であるシーザー見つけると獰猛な笑みを浮かべた。  溢れ出る殺気と覇気が混ざり合って濃厚な死を漂わせており、それを受けたシーザーまるで抜き身の刃物を首筋に添えられているような感...
【ダイヤのA】ダイジョーブじゃない手術を受けた俺

ダイジョーブじゃない手術を受けた俺110

「──ストライクッ、バッターアウト! チェンジ!」  4回の裏、市大三高の攻撃が終わった。  さっきのイニングで遂にこの試合初ヒットを許してしまったが、それまでは全て三振やゴロに打ち取っている。  ただ、こちらも得点を上げられておらず...
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