【オーバーロード】鬼神と死の支配者

鬼神と死の支配者17

「オ待タセ致シマシタ。コレヨリ作業ヲ開始シマス」 「ああ、頼んだ」  オロチと話しているのはナザリックから派遣された配下のエルダーリッチだ。  首謀者であるカジットとクレマンティーヌの身柄を、エ・ランテルの警備兵に突き出すわけにはいか...
【オーバーロード】鬼神と死の支配者

鬼神と死の支配者16

 三体のドラゴンが咆哮を上げながらオロチへと襲い掛かる。  今の状況を誰かが見れば、間違いなくオロチは死んだと思うだろう。  しかし、決してそんな未来は訪れない。  オロチの見た目は少年と言っても差し支えない姿なのだが、その実力は見た...
【ハリー・ポッター】ブラック家の復讐者

ブラック家の復讐者6

「……そろそろ休憩を取られてはいかがでしょうか」 「ああ、これが終わったらね」  実はこのやり取りは既に3回目だ。  クリーチャーにそう心配されるたびに休み、そして紅茶を一杯飲んでから作業を再開していた。  もしもクリーチャーが声を...
【オーバーロード】鬼神と死の支配者

鬼神と死の支配者15

「そろそろ終わりにしよう。これ以上待ったところで、お前たちからは何も得るものが無いと判断した」 死刑執行人のように一歩、また一歩とゆっくり歩いていくオロチ。 その身からは視認できるほどに濃密な魔力が放出されており、それを見たカジットとク...
【オーバーロード】鬼神と死の支配者

鬼神と死の支配者14

「正直期待外れもいいとこだ。そこの刺突武器を使っている女はまあまあ強いんだろうが、マジックキャスターの方はまるで駄目。この程度ではお遊びにもならんよ」 「クックック……そんな戯言を言っていられるのも今のうちだ。この死の宝珠の力を見るがいい...
【オーバーロード】鬼神と死の支配者

鬼神と死の支配者13

 ナーベラルと別れたオロチは、群がるスケルトンを蹴散らしながら神殿のような建物に到着していた。 「やっと着いたか。あまりにもスケルトンが鬱陶しいもんだから、いっそ墓地ごと更地に変えてやろうかと思ったぞ」  そんな物騒なことを呟くオロチ。...
【NARUTO】大筒木一族の最後の末裔

大筒木一族の最後の末裔7

「やはり私の目には狂いはなかった。君の力があれば日向を変えられる」  勝負の決着がつき、開口一番にヒアシの口から出たのはそんな言葉だった。  その顔は先ほどの戦いで敗北したとは思えないような清々しい顔をしており、反対にカムイは初めて通常...
【オーバーロード】鬼神と死の支配者

鬼神と死の支配者12

「……大丈夫なのか? この先の墓地にいるスケルトンは千を超えているんだぞ?」  墓地の見張りをしていたベテランの兵士が、二人の冒険者――オロチとナーベラルに向かってそう問いかけた。  その兵士の不安は当然だろう。  ふたりが首から下げ...
【NARUTO】大筒木一族の最後の末裔

大筒木一族の最後の末裔6

 ヒアシさんとの対談の後、俺は屋敷内のとある一室でくつろいでいた。  この部屋は当主であるヒアシさんの自室と同じくらい立派な部屋で、広々とした空間が広がっている。  ここを俺の自室にしてもいいと言うのだから、改めて日向一族が名門だと認識...
【オーバーロード】鬼神と死の支配者

鬼神と死の支配者11

「んー? なんか嫌な感じがするな。ナーベラルは何か感じるか?」 「いえ、私は特には……っ! この魔力は――アンデット?」  ふたりだけの休日から宿に戻り、一息ついていたオロチたちだったが、突然外から良くない気配を感じた。  既に外は日...
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