【バイオハザード】とあるウィルスの適合者

とあるウィルスの適合者14

 クリスが俺に銃を構えているのを見て、思わず不快げに眉を顰める。  自分でも客観的に見てさっきまでの行動はどうかと思うが、だからと言ってそうあからさまに警戒されているのを容認できるほど、俺は大人ではない。 「さっさとその銃を下ろせ。助け...
【ダイヤのA】ダイジョーブじゃない手術を受けた俺

ダイジョーブじゃない手術を受けた俺39

 今日は最後の一軍入りのメンバーが発表される日だ。  また後日、合宿明けに一軍の中からレギュラーと背番号が発表されるが、今日一軍に昇格出来なければそもそもその選考にすら入ることは出来ない。  上を目指しているチームなだけあって厳しい世界...
【オーバーロード】鬼神と死の支配者

鬼神と死の支配者163

 ビーストマンたちが雄叫びを上げているのを、オロチとナーベラルはボーリング玉程度の水晶に映し出された映像として眺めていた。  これは予め録画された映像であり、数時間ほど前に配下のモンスターによって撮影された物だ。  とはいえ、現在も監視...
【ダイヤのA】ダイジョーブじゃない手術を受けた俺

ダイジョーブじゃない手術を受けた俺38

 マネージャーさん達が実は大変な仕事をしていると聞いて感謝した翌日、有り難いことに今日も他校との練習試合が組まれていたので、午前中はそれをこなしていた。  抑えとしての登板だったということ以外は満足できる試合内容で、さっそく新しいフォーシ...
【バイオハザード】とあるウィルスの適合者

とあるウィルスの適合者13

 全身の血が沸騰し、身体が炎に包まれているような熱を感じる。  実際、今の俺は凄まじい熱気を周囲に撒き散らしていることだろう。  身体に残されているエネルギーを湯水のように消費しているような感覚があるが、それを止めようとも、止めたいとも...
【ダイヤのA】ダイジョーブじゃない手術を受けた俺

ダイジョーブじゃない手術を受けた俺37

 本格的に気温が高くなってきた今日この頃。  聞いた話だとそろそろウチでは地獄の合宿とやらが始まるらしい。  具体的に何が地獄なのかは誰も詳しく教えてくれなかったが、とにかく地獄なのだと脅された。  ……主に伊佐敷先輩から。  食事...
【オーバーロード】鬼神と死の支配者

鬼神と死の支配者162

 山脈の中に続いている大昔に廃棄された筈の坑道。  かつては貴重な鉱石が採掘されて多くの人々で賑わっていた場所だが、今では当時とはかけ離れた光景が広がっている。  その洞窟の中は全身が毛で覆われた人型の亜人――ビーストマンで溢れかえって...
【ダイヤのA】ダイジョーブじゃない手術を受けた俺

ダイジョーブじゃない手術を受けた俺36

 屋内練習場に俺と御幸、監督とクリス先輩、それから一軍の選手が何人か集まっている。  いや、呼んだのは監督とクリス先輩だけなんですけど……皆さん暇なんですか?  そんなことを考えていると、俺の疑問に哲さんが答えてくれた。 「お前がまた...
【バイオハザード】とあるウィルスの適合者

とあるウィルスの適合者12

「レイ、無事だったのね!」  俺を呼ぶレベッカの声で我に帰る。  声が聞こえてきた方向へ視線を向けると、レベッカともう一人の女も大きな怪我はしていないらしく、銃口を化け物に向けて戦闘態勢に入っていた。  チッ、流石に予想外すぎて一瞬行...
【ダイヤのA】ダイジョーブじゃない手術を受けた俺

ダイジョーブじゃない手術を受けた俺35

 楽しみにしていた練習試合が終わった。  ……なんというか、終わってみるとずいぶん呆気ない試合だったという印象だ。  練習試合の対戦相手は、東東京地区でそこそこの強豪校だという話を聞いていたんだけど、9回まで俺が投げ切ってヒットどころか...
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