【NARUTO】大筒木一族の最後の末裔

【NARUTO】大筒木一族の最後の末裔

大筒木一族の最後の末裔11

 団子屋を後にしたカムイと紅は、その後に何気ない会話からお互いの実力について話し始め、なんとその流れから実際に手合わせしてみることになった。 「……いやいや、いきなりすぎません?」  人気のない場所に移動した後、ふと冷静になったカムイが...
【NARUTO】大筒木一族の最後の末裔

大筒木一族の最後の末裔10

 道中にさまざまなハプニング――カムイにとって嬉しいような恥ずかしいような――が起こったが、無事に木ノ葉の里で一番と評される団子屋に到着した。  紅も実際に来るのは初めてらしく、周りから聞く評判がすこぶる良いので以前から来たいと思っていた...
【NARUTO】大筒木一族の最後の末裔

大筒木一族の最後の末裔9

 カムイとヒアシは帰路についていた。しかし、行きとは違ってもうひとり同行者が増えている。  夕日紅。  二十歳ほどの年齢の目が覚めるような美女であり、木ノ葉の中でも優秀なくノ一だ。  若々しさと妖艶を両立させた美貌を持つ彼女は現在中忍...
【NARUTO】大筒木一族の最後の末裔

大筒木一族の最後の末裔8

「ほぅ、君がヒアシが言っておった日向の血縁者という子供じゃな。既に話はある程度聞いておるから、好きなだけこの里に滞在すると良い。……だが、一応監視として人を付けさせてもらうぞ。まぁ、案内人程度に思っておいてくれ」  そう言って三代目火影で...
【NARUTO】大筒木一族の最後の末裔

大筒木一族の最後の末裔7

「やはり私の目には狂いはなかった。君の力があれば日向を変えられる」  勝負の決着がつき、開口一番にヒアシの口から出たのはそんな言葉だった。  その顔は先ほどの戦いで敗北したとは思えないような清々しい顔をしており、反対にカムイは初めて通常...
【NARUTO】大筒木一族の最後の末裔

大筒木一族の最後の末裔6

 ヒアシさんとの対談の後、俺は屋敷内のとある一室でくつろいでいた。  この部屋は当主であるヒアシさんの自室と同じくらい立派な部屋で、広々とした空間が広がっている。  ここを俺の自室にしてもいいと言うのだから、改めて日向一族が名門だと認識...
【NARUTO】大筒木一族の最後の末裔

大筒木一族の最後の末裔5

 俺は日向一族の豪邸に案内され、そのままヒアシさんの自室に通された。  すでに人払いは済んでいるようで、周りに人の気配は感じない。 「じゃあさっそくで悪いんだが、大筒木一族について知っていることを話してくれ」 「はい。ではまず、大筒木...
【NARUTO】大筒木一族の最後の末裔

大筒木一族の最後の末裔4

 ナルトをボロアパートに送り届けた俺は、木ノ葉隠れの里のとある場所に向かっていた。  その場所とは日向一族のところだ。  日向一族と大筒木一族はどちらも大筒木ハムラの子孫であり、日向一族は当主にだけ月の大筒木一族の存在が明かされるという...
【NARUTO】大筒木一族の最後の末裔

大筒木一族の最後の末裔3

「あのさ、あのさ! オレってば、次はあっちに行ってみたいってばよ!」  そう言って俺の腕を引っ張るのは、ついさっきまで一人でしょぼくれていた主人公――うずまきナルトだ。  俺が声を掛けた時は警戒しているようだったが、少し話せば天真爛漫な...
【NARUTO】大筒木一族の最後の末裔

大筒木一族の最後の末裔2

 俺が大筒木カムイに憑依してから一ヶ月ほどが経過した。まぁ、ここは月なので正確な日数はイマイチ分からないが。 「しっかし、この身体のスペックハンパねぇな。頭で考えた無茶な動きでも難なくこなせちまう」  俺は憑依してからの毎日、この身体に...
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