【ワンピース】藤色の若き虎

藤色の若き虎10

 ツバキが海軍に所属してから数ヶ月が経過した。  彼の直属の部隊は順調に海賊達を捕らえて実績を積んでおり、もはや誰も彼の事を新参者のお飾り大将とは揶揄しなくなっている。  海軍という組織はその役割上、結果さえ残せば何も問題は無いのだ。 ...
【ダイヤのA】ダイジョーブじゃない手術を受けた俺

ダイジョーブじゃない手術を受けた俺84

 秋季大会はまず東西24ブロックに分かれてトーナメントを行い、各ブロックの上位2校だけが本大会へと進出する事ができる仕組みだ。  トーナメントの組み合わせは抽選なので予選から強豪校と当たる可能性もゼロではない。  だから本大会へ出場する...
【NARUTO】大筒木一族の最後の末裔

大筒木一族の最後の末裔37

 間一髪の所で土遁による攻撃を回避したが、カカシ先生は既に次の行動へと移っていた。 「《火遁・豪火球の術》!」  迫り来る炎。  一体どうすればそんなに速く印を結べるのかと言いたくなるような速度で手を動かし、再び俺に向けて忍術を発動し...
【ダイヤのA】ダイジョーブじゃない手術を受けた俺

ダイジョーブじゃない手術を受けた俺83

 スプリット・フィンガー・ファストボール。  以前から次に覚える変化球はこれだと決めていた球種だ。  ほとんど直球のような球速で縦に変化するボールで、御幸曰く魔球とすら呼ばれている変化球なのだとか。  俺はもうすぐ始まる秋季大会に向け...
【ワンピース】藤色の若き虎

藤色の若き虎9

「うん、今はちゃんと見えてるよ。でもこの目は俺のじゃない。俺を拾ってくれた親父がくれたものなんだ」  そう言って微笑みを浮かべるツバキが、たしぎには少し哀しんでいる様に見えた。  彼のそんな様子を見て迂闊に踏み込んでしまったことを後悔す...
【ダイヤのA】ダイジョーブじゃない手術を受けた俺

ダイジョーブじゃない手術を受けた俺82

 9月。  日頃の練習や他校との試合を繰り返しているとあっという間に月日が流れていき、今日から新学期の始まりだ。  いつも通り朝練を終え、1ヶ月以上袖を通していなかった制服を着て登校する。 「久しぶりー、元気してた?」 「俺さ、実は...
【オーバーロード】鬼神と死の支配者

鬼神と死の支配者184

 再び大きな地響きを起こしながら、マーレが創り出した石の牢獄が崩れていく。  この牢獄を発現させた《クリエイト・プリズン・アース》という魔法は元々時間制限付きの魔法なので、こうして改変された森の地形が戻っていくのは当然である。 「……こ...
【ダイヤのA】ダイジョーブじゃない手術を受けた俺

ダイジョーブじゃない手術を受けた俺81

 丹波先輩とノリの二人と話し合った日から十日ほどが経過した。  あれから二人の調子は徐々に上向きになって来ていて、丹波先輩のイップスも完治したとは言えないまでも、かなり症状は軽くなっているらしい。  アドバイスをした俺としては一安心だ。...
【NARUTO】大筒木一族の最後の末裔

大筒木一族の最後の末裔36

「ここが今日の会場だ」 「ほぇ……ずいぶん立派な建物ですね」  俺は目の前に現れたデカい建物をその場で見上げた。  ここは原作で中忍試験の舞台にもなったあの闘技場のような場所で、外観は周りを高い塀で囲われているからか、こうして実際に目...
【ダイヤのA】ダイジョーブじゃない手術を受けた俺

ダイジョーブじゃない手術を受けた俺80

 俺の考えを丹波先輩とノリに伝えると、二人は考え込むように黙り込んでしまった。  真面目な性格の二人の事だ。  きっと色々と思う所があるんだろう。  別に無理に俺の考えを押し付けるつもりは無いし、丹波先輩の症状がこれで絶対に治るとは言...
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