【NARUTO】大筒木一族の最後の末裔

【NARUTO】大筒木一族の最後の末裔

大筒木一族の最後の末裔41

「チッ、ガキが調子に乗りやがって……! 今すぐぶっ殺してやる!」  本物の殺意。  それを全身で受けた俺は足が竦みそうになるのを抑え、冷静にやるべきことを実行に移す。 「はぁああッ!!」 「なっ……!?」  全身にチャクラを流して...
【NARUTO】大筒木一族の最後の末裔

大筒木一族の最後の末裔40

「抜け忍の討伐に、中忍試験か……一気にやるべき事が増えたって感じだよなぁ」  三代目から言われた言葉を思い出して俺はため息を吐いた。  色々と覚悟を決めたのは良いが、よく考えてみたらヒモ男として最高の日々を手放さなければならないと気付い...
【NARUTO】大筒木一族の最後の末裔

大筒木一族の最後の末裔39

「えーっと、やっぱりダンゾウ様はまだ俺のことを信用できないみたいですね」  火影達が待機しているという部屋に入ってみると、三代目はともかくダンゾウと御意見番と呼ばれる二人の爺さん婆さんには鋭い視線を向けられた。 「当たり前だろう。お前は...
【NARUTO】大筒木一族の最後の末裔

大筒木一族の最後の末裔38

 戦いが終わったということを頭が完全に理解すると、それと同時に疲れがドッと押し寄せてくる。  俺の身体に流れるチャクラはホント馬鹿みたいに多いけど、そんな俺でも一気に多量のチャクラを消費してしまえばかなり疲労が溜まるんだよな。  今回の...
【NARUTO】大筒木一族の最後の末裔

大筒木一族の最後の末裔37

 間一髪の所で土遁による攻撃を回避したが、カカシ先生は既に次の行動へと移っていた。 「《火遁・豪火球の術》!」  迫り来る炎。  一体どうすればそんなに速く印を結べるのかと言いたくなるような速度で手を動かし、再び俺に向けて忍術を発動し...
【NARUTO】大筒木一族の最後の末裔

大筒木一族の最後の末裔36

「ここが今日の会場だ」 「ほぇ……ずいぶん立派な建物ですね」  俺は目の前に現れたデカい建物をその場で見上げた。  ここは原作で中忍試験の舞台にもなったあの闘技場のような場所で、外観は周りを高い塀で囲われているからか、こうして実際に目...
【NARUTO】大筒木一族の最後の末裔

大筒木一族の最後の末裔35

「君が大筒木カムイで合っているか?」  居留守を使う訳にもいかないのでドアを開けると、そこには暗部のお面を付けている木ノ葉の忍がいた。  この人がカカシ先生だ。  さっ白眼で透視したから素顔までバッチリ丸裸である。 「ええ、俺がカム...
【NARUTO】大筒木一族の最後の末裔

大筒木一族の最後の末裔34

 猿飛ヒルゼンに誘われて木ノ葉の忍となった俺だが、今のところ任務を割り振られることもなく平穏に過ごしている。  死ぬかもしれない任務を割り振られると身構えていたので、少し拍子抜けしたくらいだ。  まぁ、のんびりできるのは大歓迎だから全然...
【NARUTO】大筒木一族の最後の末裔

大筒木一族の最後の末裔33

 まさか紅さんがここまで怒っているとは思わなかったのか、アスマはその怒気に怯んで急に大人しくなる。  顔を真っ赤にして感情を爆発させていた彼は、今度は紅さんの怒りで顔を青くし、ようやく話が出来る状態に戻っていた。  かく言う俺もちょびっ...
【NARUTO】大筒木一族の最後の末裔

大筒木一族の最後の末裔32

「探したぞ、紅!」  穏やかではない声を上げながら早足で向かってくる若い男。  そいつには見覚えがあった。  俺が知っている姿よりもかなり若いが、間違いなく前世で見たことがある顔だ。  確か名前は――猿飛アスマ。  現在の火影であ...
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