藤色の若き虎

海賊と海兵によりマリンフォードで勃発した頂上戦争。どちらにも甚大な被害をもたらしたこの戦いの後、海軍は『世界徴兵』を行い各国から選りすぐりの猛者をかき集めて戦力の増強を試みた。
本来そこに召集されるはずだった男――イッショウ。しかし、元帥となったサカズキが呼び寄せたのはイッショウではなく別の者だった。その者の名前はツバキ。他ならぬイッショウの息子を海兵として徴兵したのである。
これは、若き『藤虎』が海兵として生きる物語だ。